HOME > 創業者の想い > 代表取締役 横瀬武夫


昔ながらの居酒屋さんは、お客さんに媚びるということがないんですね。
お店のルールがハッキリしている。だからこそ、どんな対応されるんだろう?とワクワク、ドキドキできる。名古屋にもたくさんあったそんな存在感たっぷりの居酒屋をもっと広めていきたいと思って「やぶ屋」をスタートしたんです。
僕ね、居酒屋が大好きなんです。「居酒屋バカ」という言葉を商標登録したくらい。気づけば、スタッフも居酒屋好きが集まってしまいました。
おなかも心も満たされるような、そんな居酒屋を若い人たちにも残していけたらいいですね。

最初のやぶ屋は、焼き鳥屋だったんですよ。それが、お客様のリクエストに応えてたら、どんどんメニューが増えていってね。
でもね、馴染みがあって、飽きの来ない料理ってなんだろうって考えた時に、自分が食べていた名古屋メシのひとつ、とんちゃん焼きが思い浮かんだんです。
実は名古屋で歴史がある料理なのに、当時はあまり知られていなかった。それなら、自分の店のメニューにして、受け継いでいけたらいいと思って。
出し始めたら、案外これが焼き鳥よりメジャーになっちゃって(笑)。焼き鳥屋って書いてあるのに、ほとんど全員のお客さんがもうもうとした七輪の煙に包まれて、八丁味噌の秘伝のタレで味付けした豚のホルモンを焼いて、食べてるの(笑)。
それで、次のお店はとんちゃん焼きをメインメニューにしてね。
そうやって、お客様にも支えてもらってやぶ屋ができたのです。


最近は、いつものやぶ屋以外にも、フライとかお寿司とか、違う業態の店舗も積極的に出すようにしています。
やぶ屋はもちろんこれからも増やしていく予定ですが、いろいろな業態のお店があると楽しいじゃないですか。
名古屋はまだまだ発展途中ですから、その方が展開しやすいということもあります。
それに、スタッフにとっても様々な経験を積むことができるフィールドが広がりますからね。


居酒屋って、仕事のノウハウはもちろん、人としてどうやって生きていくのか、というような哲学も学ぶことができる場なんです。だから、独立したい人には最高の場所と言えるよね。
ちなみに僕には師匠がいないんです。強いて言うなら、飲食店を経営していた父親が師匠と呼べる存在かなぁ。何でも、まずは自分で考えてやってみろって任せてくれた。
だから僕は失敗も成功も含めて、本当に様々な経験を積めたんだと思います。
それを踏まえて、やぶ屋にはマニュアルを置いていないんです。考えて自主的に動き続けることが、成長につながると確信しているから。マニュアルを上手にこなしたって、その人の本当の意味での力にはならないでしょ。
自分の頭と体を使って、失敗しながら覚えたことをベースに成長すると強い人に育つ。
うちでは読んだ字のごとく、人財として、そういう強い人を育てたいんです。

やぶ屋を始めた頃と比べて、お金に対する認識は変わりました。
自分の豊かさや欲ではなく、稼いだ分をどうやってスタッフみんなの笑顔につなげるか。
そういう物事の本質に目が行くようになりましたね。
2008年から始めたトライアスロンも影響してます。
トライアスロンは、スイムも、バイクも、ランも…というふうに、
多角的に練習して初めて結果が出る。
これって、経営そのものじゃないですか。そういうことがあるので、どんなに忙しくてもトライアスロンの練習だけは欠かさずにやってます(笑)。
トレーニング中に色々なアイディアも浮かぶしね。